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行基菩薩生誕の地にて〜 大阪/堺市 家原寺 〜 | |
2009年7月13日 |
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美濃有数の名刹を訪ねて 〜 岐阜/多治見市 永保寺 〜 | ||||||||
2009年4月19日 |
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方へは距離があるため、なかなか足が向かない。今回は東美濃に臨済宗の名刹があるという情報を 聞きつ け、重い腰を上げることとなった。季節はまだ春というのに、初夏のように暑い。中央道多治見インター を出 て、直ぐのところに寺院はあった。禅宗特有の三門はなく、寺域に入るには、一旦丘のような高い場所から、 下らなければならない。以前、京都の泉涌寺を拝観の折、同じく山門から下る場所に仏殿があったため、 『仏様を見下ろすため、昔は、この山門から入れなかった。』と聞き及んだことがある。特にそのような様式に 拘らない雰囲気は、この寺院のせいか、あるいは禅寺のせいか・・・このようなことを考えながら、坂をくだると、 一面に整然とした寺域が広がる。際立つのが、寺域の中央にある国宝の観音堂で、葺き屋根の先端が まるで鳥が羽を広げたかのように美しい。その周辺には池が存在し、観音堂の前から太鼓橋が架けられていた。観音堂の背面は、 大きく聳えた岩肌が見え、全景はまさに絶景というしか言葉がでない。かつて、夢想礎石がしばらく滞在していた寺院で、 すばらしい庭も夢想礎石が作ったものらしい。。。そういえば、「この庭に”京都の禅寺”に引けを取らない佇まいがあるのは、このためか!」〜 と納得した。 |
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